某飲食店 空調機修理
- 2020.07.9 |
某飲食店において
東芝製 天井埋込4方向吹出形エアコンが
冷房運転するとエアコンのパネルから
水が垂れてくる
という依頼が有り修理対応しました。
とにかく梅雨時期に多く発生する
水が垂れてくるという症状ですが
原因として想定されるのは
・ドレン異常などの排水系のトラブル
・天井裏配管の結露
・フィルターの汚れによる内部結露
・熱交換器の汚れ
・ガス不足
※稀に雨漏りが原因の時も有ります!
等々、挙げてみると結構あります。
それで、現場へ伺ったところ
エアコンの下にバケツをセットし
冷房運転されており
実際に水が垂れている状況でしたので
まずは、ドレンパンからの
オーバーフローの可能性を疑い
ドレンパンに指を突っ込みましたが
溢れるほどの水は溜まっていません。
フィルターや熱交換器の
汚れや目詰まりも問題無かった為
外装パネルを外す事にしました。
外装パネルを外し
まず目に付いたのが
冷媒配管の結露でした。
↳ 補修前(冷媒管状況)
断熱材が巻いてなく
銅管剥き出しになっており
結露水が垂れてきていました。
↳ 補修後(冷媒管状況)
一先ず断熱材を巻き直し補修しました。
ただ、バケツに溜まっていた水の量が
満杯になっていた為合併症の可能性を疑い
ドレンホースの保温材を外してみたところ
↳ 補修前(ドレンホース状況)
まさかのホース抜け!
接続部の接着がされていませんでした。
↳ 補修後(ドレンホース状況)
本体側ホースとVP管を接着し補修完了です。
という事で補修を終え 試運転確認へと作業を進めましたが
水漏れも運転状況も問題無く
修理完了しました。